2010年 2月 6日 (土)


星メモEH 制作後日談その2(企画とシナリオの話)

by 水間 ホシひと


 発売まで制作後日談でblogを埋めようと思っていたのですが、スタッフのみんなが書いてくれたため出番が無く(汗) 発売後になってしまいましたが、次のソフトまではまだまだ時間があるため、引き続き制作後記を書いていこうと思います(笑)

 星メモEHの企画は、2009年の初夏からスタートしました。本当は発売後すぐ始めたかったのですが(苦笑)。発売日は2010年1月にしようと決めていた為、そこに間に合うように企画を組み立て、真っ先になかひろさんに相談に行き、そこで決めたのがとにかく使える時間を全て使ってでも、メアと夢のアフターストーリーをしっかり描く、という事でした。

 ショートストーリーは当初はキャラ毎ではなく3本の話という案もありましたが、なかひろさんのこだわりで本編ヒロイン全キャラにショートストーリーが付く形となり、全体構成が決まりました。冬コミで出した同人誌を読まれた方はご存知かもしれませんが、テーマはいちゃラブで……と盛り上がりつつも(笑)、柱の部分は本編を踏襲するしっかりとした構成を目指してシナリオ制作を進めました。本編のシナリオは1年以上の時間をかけていますが今回はそこまでの時間は取れず、かなりタイトなスケジュールの中で進めましたが、手の早いなかひろさんがフォローしてくださり、短い期間の中で演出ノートもしっかり作る事ができ、全体のまとまり感を出すことが出来たのではないかと思います。

 前回も書きましたが、演出で一番苦労したのが歌とBGMの新曲で、普通に演出するには本編の曲だけで十分ですし、同じイメージの曲を作ってもEHならではの面白さが出ない。しかし違うイメージにしてしまうと星メモの雰囲気が変わってしまう……というジレンマから、全シナリオで何度も何度も演出テストをしながら決めていきました。音の組み立てで約1ヶ月くらい悩んでいたのも、今ではいい思い出です(苦笑)

 という感じで作っていった星メモEHですが、マスター後に改めてプレイをしてみて、まだまだ上手く作れていない……というところも沢山あり(汗)、そのあたりは反省点として、次回作以降に活かすべく……開発室では現在新作構想中です。それは星メモ関係なのか、それとも完全新作なのか……スタッフもまだ分からないのですが(苦笑)、次作も力尽きるまで頑張っていきますので、少し間が空くと思いますが、今後ともフェイバリットをよろしくお願い致します!














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